クラックスケール付トータルステーションを用いるコンクリートひび割れ調査(KUMONOSU)

新ひび割れ計測システムの概要

 本調査方法は、従来の近接目視点検作業による損傷調査において、通常は足場工や高所作業車が必要となるような高所や、周辺状況により近接できない箇所等で使用することにより、足場工等の費用削減を図りつつ近接目視と同等の精度での遠望調査が可能な画期的な調査方法です。
 従来のコンクリート構造物損傷調査における近接目視では、2.0m程度以上の高所の場合は足場工や高所作業車が必要であり、また周辺状況により近接できない箇所についてはやむを得ず目視点検を省略する場合がありました。
 特に、足場工についてはほとんどの場合で施工時にも設置する必要があり、したがって点検作業時と施工時で二重に足場工を設置しなければならず、その費用が大きな負担となりかねません。このような場合に本調査方法は非常に有効であり、発注者の費用負担を軽減することが可能となります。

調査使用機器の概要

 本調査方法で使用する機器は、一般的な測量業務で使用する「ノンプリズムトータルステーション」のみです。
 このKUMONOSシステムは、関西工事測量株式会社が独自に開発したシステムであり、国土交通省トータルステーション2級Aに登録された機器にクラックゲージを内蔵することで、離れた所からひび割れの幅と形状を計測することが可能となります。
 また、調査結果はCADデータとして2D・3Dでの出力が可能で、3Dレーザースキャナ等との組合せによりさらに表現力の高い成果の作成が可能となります。



工期短縮、コスト縮減効果

 本調査方法を適用することにより、足場工その他の仮設工設置費用および期間を縮減することが可能となります。

 【工期短縮】
 手書きスケッチ&CADトレース不要で、調査から報告書作成までデジタルでスピーディに処理します。


  【コスト縮減】
   足場工設置費用1,050,000円が削減可能です。(対象面積500m2当りで試算)

調査方法 従来調査 KUMONOSシステム
足場工設置費用 1,050,000円
外観変状調査 56,350円+諸経費 56,350円+諸経費
合      計 1,106,350円+諸経費 56,350円+諸経費

             ※対象面積500m2当りで試算   使用単価 枠組足場2,100円/掛m2(長崎県標準単価)